GCPプロジェクトとFirebaseプロジェクト
作成するFirebaseプロジェクトはGCPプロジェクトに包含される位置づけとなる。
請求アカウント
Firebaseの使用料はFirebaseプロジェクトを含むGCP Projectが紐づく請求アカウントに課金される。組織でFirebaseを利用することを考えると、他のGCPプロジェクトのサービスと合算して請求されるのは都合が良いだろう。
新規GCPプロジェクトごと新規作成
GCPプロジェクトを新規で作り、その中にFirebaseプロジェクトを作る場合はこうなる。GCPはプロジェクト単位でシャットダウンできるのでお試し用途ではこちらがオススメだ。
新しく作成するGCPプロジェクト表示名を入力する。プロジェクトID("親リソースを選択"の左)はすべてのGCPプロジェクト間で一意となるように自動的で調整される。gcloud cliやAPIからはプロジェクトIDを使ってGCPプロジェクトを指定するので、どちらかといえばプロジェクトIDを意識して名前を決めるとよい。重複する表示名をつけるとランダムな値がIDに入れられてしまうのでGCPプロジェクト名とIDを同じにしたい人は注意しよう。
作成されたGCPプロジェクト
GCPプロジェクト"my-firebase-project-1st"が作成され追加された。
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できあがったFirebaseプロジェクト
Firebaseプロジェクト"my-firebase-project-1st"だけが表示されている。
- Firebaseプロジェクト名はGCPプロジェクト名と同じ
- GCPプロジェクトのうち、Firebaseプロジェクトが有効なものだけがFirebaseポータルにフィルタされ表示される
既存GCPプロジェクトにFirebaseプロジェクトを作成する場合
GCPプロジェクト名を入れるかわりに、既存GCPプロジェクトを選択すればFirebaseプロジェクトがそのGCPプロジェクト内に作成される。
Google Analytics
今回はGoogle Analyticsを有効化する。
規約に同意してプロジェクトを作成する。
Firebaseプロジェクトは1分ほどで作成された。
料金プラン
無料のSparkプランと従量課金制のBlazeプランの2種類があり、作成直後のプランはSparkとなっていた。初心者向けはSparkプラン、スケーラビリティを求める大規模アプリ向けにはBlazeプランの位置づけだ。しばらくはSparkプランを使うことにした。
気になるところ
SparkプランではCloud Functionsが該当なしとなっている。GCP上で予め作成しておくFunctionとの連携ができるのだろうか。
次回
次回以降Firebaseの機能をおさらいし、簡単なアプリケーションを作成していくなかでSparkプランにおけるCloud Functionsの利用についても確認する。